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以上のような事情により、リサイクルシステムがうまく機能しなくなりつつあるが、そんな中でも環境問題への対応が必要である。1997年5月に通産省がリサイクル・イニシアティブという名で、リサイクル率や埋立処分量の具体的数値目標を関連業界に提示した。それを受けて98年1月に自動車工業会が発表した「自主行動計画」によると、2002年以降に新車リサイクル可能率を90%以上、リサイクル実効率を85%とすること、埋立処分容積も1996年レベルの3/5とするよう目標を定めており、この目標を達成する為の自動車のリサイクルシステム確立が求められている。

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